弐話最近、何者かに監視されている気がするハセヲとメンバーアドレスを交換してからだ 彼が監視されている理由は、直感で、何となくわかる でも、僕が監視される理由がわからない チートをしたわけでもない ハッキングをしたわけでもない だと言うのに、視線を常に感じる 「ねえ、CC社の人」 僕は、何もない虚空に向かって言った PCを監視しているとしたら、それは、CC社以外にはありえない 「僕に一体何のようなわけ? 僕は、ハセヲと違って危険分子は無いと思うんだけど?」 返事が返ってくることはないだろうけど、言いたいことは言うそれが僕だ すると少ししてショートメールが来た 差出人は、知らない人からだ 「ヤ…タ…?」と読んでいいのだろうか? 普通に漢字変換をしても出てこないような字だ メールの本文を見れば、どんな人なのかは、わかるだろう よっぽどの変人でない限り… で、本文は、っと… 真実を知りたければ、マク・アヌの傭兵地区に来てくれたまえ 何とも簡潔な文章だね 真実、ね… 本当に、八咫とやらが真実を知っているかは知らないけれど、僕を監視するってことは、何かを知っているかもしれない 八咫なら、彼の行方を知っている可能性がある 直々に招待されたのだ Δのタウン、マク・アヌに向かうとしますかね ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|